プロジェクションマッピングを発注するために知っておきたい魅力や、効果とは?イベント活用方法から費用まで解説!

プロジェクションマッピングを発注するために知っておきたい魅力や、効果とは?イベント活用方法から費用まで解説!

新商品の発表会や、セレモニーイベントなど、プロジェクションマッピングをビジネスシーンで目にする機会は、年々増え続けています。華やかな演出が期待できるプロジェクションマッピングを、自社でも活用してみたい!と思う企業も多いはず。ですが、実際にどんな活用法や、効果があるのか?費用はどのくらいかかるのか?など、利用するには不明な点も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、プロジェクションマッピングを発注するにあたって、是非知っておきたい活用法から、費用までを解説していきたいと思います。

プロジェクションマッピングとは

プロジェクション(投影する)マッピング(張り合わせる)と組み合わせた言葉の通り、プロジェクションマッピングとは、建築物や空間、家具など立体物に、プロジェクターなどで映像を投影させることです。
立体物の凹凸に合わせて作られた映像であり、立体物に陰影を作り出し、音楽とともに動き出すことで、まるで立体物が動き出しているかのような錯覚を鑑賞者に与えます。
投影先の立体物は、比較的に建築物などが多いですが、今では海や空、霧、人体などに投影する作品も増えており、クリエイティブな表現の幅も広がっています。

プロジェクションマッピングの魅力や効果

映像をただ壁面に投影するのとは異なり、プロジェクションマッピングが、ビジネスシーンで多く利用されていることには理由があります。ここでは4つのポイントに注目して、プロジェクションマッピングの魅力や、使用することで期待できる効果を説明していきましょう。

2-1.演出&エンターテイメント性

ビジネスでプロジェクションマッピングを使用する場合、投影する立体物は商品や、地域の特色物など、企業と関係性の高いものが多いでしょう。そこには何らかの伝えたいストーリーがあります。
プロジェクションマッピングの魅力の一つに、伝えたいストーリーをオリジナリティあふれる形として映像に反映できる、演出性の高さが挙げられます。
加えて立体物の形状に合わせた、プロジェクションマッピングの幻想的な映像演出は、リアルな立体物と、バーチャルな映像をシンクロさせるものであり、鑑賞者を楽しませるエンターテイメント性の高さも兼ね備えています。テーマパークの演出の一つとして、よく取り入れられているのも納得です。

【ユニバーサル・スペクタクル・ナイトパレード ~ ベスト・オブ・ハリウッド ~】|USJ

最近では、メディアアートを手掛けるteamLab(チームラボ)の演出空間でも見受けられるように、鑑賞者の動きに反応するインタラクティブなプロジェクションマッピングも増えています。

Interactive Magnetic Field Theater by teamLab / インタラクティブ マグネティックフィールド シアター by チームラボ

企業とメッセージを届けたい顧客との、双方向のコミュニケーションイベントツールとしての活用が期待できます。

2-2.話題性

日常から非日常への演出は、多くの話題性を呼びます。いつも目にしている建築物などは、日常に溶け込み、普段は意識をすることがありません。
ですがプロジェクションマッピングは、その見慣れた建築物を、全く異なる建築物へと様変わりさせることが出来るのです。
東京駅のプロジェクションマッピング「TOKYO STATION VISION」などは、日本史上最も有名なプロジェクションマッピングとして挙げられるでしょう。

【公式】TOKYO STATION VISION / 東京駅 プロジェクションマッピング

建築物など常設の立体物は、本来建て替えたり、改修を行なったりしなければ、目新しさを演出することが出来ませんが、プロジェクションマッピングであれば実現可能です。

プロジェクションマッピングは、演出&エンターテイメント性の高さから、鑑賞者が体験をシェアしたい気持ちを高めるには最適な手法です。SNSで拡散されることで、話題性につながる可能性があります。
 

2-3.集客力

非日常を演出するプロジェクションマッピングは、話題性も高く、集客力の高さも魅力の一つです。先ほどご紹介した「TOKYO STATION VISION」では、2日間のイベント開催で、2万人を動員しました。
近年、流行となっているお城のプロジェクションマッピング。なかでも姫路城で行われたプロジェクションマッピング「姫路光絵巻 HAKUA-新たなる羽ばたき」では、3日間の開催で19万人動員した実績があります。

【公式動画・本編】【Himeji Castle Mapping】姫路城プロジェクションマッピング【姫路光絵巻 HAKUA -新たなる羽ばたき-】HAKUA

プロジェクションマッピングが描き出す、色鮮やかな演出や、スケールの大きさなどは、集客させるためのコンテンツとして優れていると言えるでしょう。

プロジェクションマッピングの具体的な活用方法

では具体的に、どのようにプロジェクションマッピングを活用しているのか、実例を挙げてご紹介していきます。

3-1.イベントの演出

季節ごとに集客を図りたい商業施設などでは、シーズナルイベントにてプロジェクションマッピングが、多く活用されています。
東京タワーでも七夕のイベントとして、プロジェクションマッピング「天の川イルミネーション」を定着させました。プロジェクションマッピングは光の演出に優れているため、イルミネーションイベントと相性が良いです。

東京タワー天の川イルミネーション&プロジェクションマッピング

3-2.商品のプロモーション

新商品の発表や、コンセプトの説明でも、プロジェクションマッピングを活用する機会が増えています。
ファッション業界などでは多く取り入れられているようですが、今回ご紹介するのは車のプロモーションです。トヨタの製品である「オーリス」がハイブリットであることを、視覚的かつ魅力的に伝えることに成功してします。

CGI 3D Projection Mapping : “Get Your Energy Back”

3-3.結婚式の演出

一生に一度の晴れ舞台とも言われている結婚式。新郎新婦にとって、オリジナリティのある演出ができることは、非常に価値があります。
プロジェクションマッピングであれば、世界に一つだけの結婚式の演出を行うことも可能です。

【メイリークリスタル プロジェクションマッピング】4K 結婚式プロジェクションマッピング 「憧れのコンテンツ実現!」編

結婚式の演出でプロジェクションマッピングを使用した映像です。結婚式のオープニングをプロジェクションで演出を行っているようですが、まるでディスニー映画のオープニングのようなクオリティで、忘れられない結婚式になること間違いない演出です。

3-4.店舗などの演出

レストランにホテルなど、プロジェクションマッピングを投射できるスペースを持っているところであれば、店舗装飾からシーズナルイベント演出、商品プロモーションまで幅広く活用ができます。
なかでも温浴施設など、同じ空間で一定の時間を過ごす機会がある場所などは、ゲストを飽きさせないための演出として、プロジェクションマッピングは最適です。

スーパー銭湯・岩盤浴マッピング 【サンピアスポーツクラブ仙台】

こちらは仙台にある「サンピアスポーツクラブ仙台」の岩盤浴室内のプロジェクションマッピングです。
岩盤浴やサウナなど、座っている以外することのない空間に、プロジェクションマッピングのような光と音と映像の演出があると、時間の経過を忘れさせてくれる嬉しい演出ですね!ゲストの印象にも残る体験となり、他社との差別化を図ることに繋がるでしょう。

3-5.既存コンテンツの演出

先ほどご紹介した岩盤浴の事例と似ているのですが、既存コンテンツにプロジェクションマッピングの演出を加えることで、ありふれたコンテンツを差別化することが可能です。

MINI 4WD LASER CIRCUIT / レーザーミニ四駆 デジタルサーキット

デジタルキッズパーク「TOYLO PARK powered by リトルプラネット グランツリー武蔵小杉」では、走るミニ四駆にプロジェクションマッピングを投影した、最先端デジタルサーキット「MINI 4WD LASER CIRCUIT」が話題となっています。
ミニ四駆の軌跡が光って見えたり、走行タイムがコース中央に浮かび上がったりする様子は、プロジェクションマッピングによる近未来的な演出です。見慣れたミニ四駆コースから、全く異なるコンテンツへと変化しました。

プロジェクションマッピングを発注したい!と思ったときに必要な検討事項

プロジェクションマッピングの具体的な活用例の動画をみて、是非わが社でも導入したい!制作会社に発注しよう!と、お思いの方もおられるかと思います。発注するにあたって、まずは5つの項目を確認してみましょう。

4-1.投影に適した場所はあるか?

一番に検討しなければならないことは、「何に投影させるか?」です。建物なのか?空間なのか?商品なのか?…プロジェクションマッピングは、プロジェクターを使って映像を投影させます。
その為、投影させるためには、投影面とプロジェクターとの間に、少なくとも2mの距離が必要です。加えて、鑑賞する人たちを収容できるだけの空間が必要となります。
プロジェクションマッピングを行う目的に合う、最適な場所を選定しましょう。

4-2.投影環境は?屋内か?屋外か?

投影環境が屋内と屋外では、必要とされる設備が異なってきます。
プロジェクションマッピングを見えやすく綺麗に投影するためには、暗い環境が必要です。
屋外は夜になれば、暗い環境を確保できますが、屋内は暗い環境を作らなければなりません。とはいえ屋外での投影環境も、雨風対策や、プロジェクターの熱対策、動力の確保、場合によっては行政への許認可など、室内とは異なる準備が必要となります。投影環境は費用への影響も大きいので、慎重に検討しましょう。

4-3.設置期間は?

プロジェクションマッピングの設置期間は、どのくらいを想定しているでしょうか。
店舗などの常設演出?それとも、イベントなどの仮設演出でしょうか?
設定を長期間か短期間にするかで、設備の耐久面や、運営方法、費用面でも大きく異なってきます。
常設の場合は、定期メンテナンスをハードウェア、ソフトウェアの両方で行うことが必須となります。

4-4.投影面のサイズや位置、素材は?

プロジェクションマッピングの規模は、投影させる面積の大きさに伴います。広い投影面に、映像を映し出すには、高輝度・高解像度のプロジェクターが必要です。
鑑賞者がどの位置でプロジェクションマッピングを見るかで、映像を遮らない調整なども必要になってくるでしょう。
また投影面の形状や素材、地柄によっても、プロジェクションマッピングを映し出すのに不向きな場合があります。例えば、映像を照射する壁面の日当たり位置に落差がある場合や、模様の強い壁面などには不向きです。

4-5.映像コンテンツ内容

最後に、映し出す映像コンテンツの内容です。建築物などの形状に合わせたストーリー性のある3D内容から、比較的単調な動きのシンプルな2D寄りの内容まで、表現の幅は広く存在します。
ただ映像を流すだけではなく、鑑賞者とインタラクティブなコミュニケーションを図るとなれば、別途センサー設備でカメラやディスプレイ、ソフトウェアが必要となってくるでしょう。
 

プロジェクションマッピング制作にかかる費用

実際にプロジェクションマッピングを実施するとなれば、制作会社にプロジェクションマッピングの制作を依頼することとなります。
ここからは、気になる制作にかかる費用について説明していきます。

5-1.制作費用内訳

制作費用の内訳は主に、「企画・映像制作費」「機材レンタル費」の2項目です。

5-1-1.企画・映像制作費

プロジェクションマッピングを制作するために、依頼主は前述の条件や仕様など企画についての詳細打ち合わせを、制作開発会社と行う必要があります。
また現地調査で、立体物の形状や寸法を計測、照度や必要機材の選定などを行うために掛かる作業費や、交通費などの諸経費も発生します。
  
加えて映像制作には、依頼主が希望する映像テーマに合わせたストーリーの作成、素材の確保や、音楽の制作・選定などの作業費用が必要です。
映像は、制作する完成した映像時間量(分)に比例して費用が掛かり、3D映像で約20万円/分、2D映像だと約12万円/分程度と言われています。

5-1-2.機材レンタル費

投影に必要なプロジェクターは、投影環境により必要とされる「ルーメン lm(光の明るさの量)」によってスペックが異なり、レンタル費用も大きく異なってきます。
屋外の大規模イベントや、屋内の大ホールなどで必要とされるプロジェクターには10,000lm以上必要とされ、レンタル費用は約20~50万円/日です。
屋内で小中規模であれば、約5~15万円/日程度の費用がかかります。台数や日数でも異なってくるので注意が必要です。
その他、機材レンタル費用には、プロジェクターに映像をアウトプットする為のPCと、ソフトウェア、音響設備などのレンタル費用が含まれます。
  
また上記以外にかかる費用として、イベント内容によっては当日の運営費などが発生するでしょう。
常設展示の場合は、今後の映像の入れ替えなど、定期的なランニングコストがかかってくるので、プロジェクションマッピング導入時に、併せて検討が必要になります。

因みに東京2020オリンピック開閉式セレモニーでは、高輝度50,000lmプロジェクター(レンタル費想定 約140万円/日)を60台使用したそうです。流石、世界の祭典!スケールが違います!

5-2.制作費用参考例

制作費用は投影環境や、条件、コンテンツ内容、そして制作会社によってそれぞれ異なりますが、屋内屋外で、それぞれ下記程度費用がかかるとされています。
あくまで参考例としてご確認ください。

企画・コンテンツ制作 機材レンタル 概算合計
屋外大規模 900万円~ 900万 1800万円~
屋内中規模 800万円~ 160万 960万円~
屋内小規模(お手軽) 100万円~ 50万 150万円~
引用元:株式会社アクティブデザイン

結婚式場やホテルの宴会場など、既にプロジェクターが設置してあり、投影に対応できるPCなどもそろっている場合は、数十万円程度でプロジェクションマッピングを導入できる場合もあります。
一度、要望をまとめて制作開発会社に相談してみましょう。
こちら側の希望をもとに、具体的な提案にまとめてお見積もりも相談してみましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか?見る人を惹きつけてやまない、プロジェクションマッピングについて解説してきました。
演出のために既存の物を変更させるのではなく、付け加えることで新しい魅力を引き出せるプロジェクションマッピング。その手法は、物事へ新しい価値をもたらす大きな可能性を秘めています。
気になる方は躊躇わず、ますは制作開発会社にコンタクトしてみましょう。